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Case study
活用事例

MAによる自動化で、組織のDX化と生産性向上を実現

社名 株式会社グローバルイノベーションズ
業種 教育、ビジネススクール
企業規模 従業員11~50名

課題

  • 問い合わせや資料請求に対し、ひとりひとり手作業で返信していた。
  • 増え続ける問い合わせに対応する時間に限界があった。
  • マーケティングの専門の人材が社内に不在であった。

解決策

  • webのお問い合わせに対するオートメーション化
  • 申込(CV)の仕組みをFAXーwebへ
  • メールマーケティング

効果

  • お問い合わせに対する返信・返答業務が8割削減
  • アナログで管理していた顧客情報をデジタル化
  • ペルソナに向けたメールでCV率がUP

(株)グローバルイノベーションズは、SDGsとサステナビリティをテーマとしたビジネスを学ぶ総合スクールです。SDGsを指標に、未来適応ビジネスのプロフェッショナル育成を⽬指してきました。

サステナビリティ経営を⽀援できる⼈財を数多く育成する同社は、受講⽣やセミナー参加者に向け、数多くのメールを配信しています。そのメール配信業務と受講⽣の傾向把握のため、3年前にマーケティングオートメーション(MA)ツールのSATORIを導⼊。

それにより、業務効率化と新たな営業・マーケティング戦略を⾒据える同社の取締役⽊村智恵様、事業企画推進部運営事業部リーダーの石黒亜弥加様、そしてリモートで広島からご参加の、事業企画推進部運営事業部マネージャーの森清祐子様にお話を伺いました。

メール配信業務の効率化と、受講申込をWebサイト上で完結できる仕組みを目指してMAを導⼊

グローバルイノベーションズ様の事業内容と普段の業務内容をお知らせください。

⽊村様:事業内容は、主にスクール事業ですね。SDGsをビジネスに取り入れることについて教えたり、実践の場を作ったりといった講座を運営しています。
当初はSDGsについて1講座だけのスクールでしたが、今はさまざまな展開をしており、数多くの講座があります。受講生は現在約850人になりました。タイトルメイクさんに初めて依頼をした時点では300人程度ですね。
現在、MAでのメール配信内容は、まだ顧客になっていない方へのプッシュメールや、講座のご案内などですね。当社ではスクールの受講生がまた次の講座を受講してくださることが多いので、顧客になった後も、ご案内メールの出し分けをしたり、Webサイトでの足跡を取ったりといった、MA活用をしております。
私は当初は実務担当でしたが、今はチームの統括として全体の仕組みや運営などを見ております。

⽯⿊様:私は、主に受講⽣からのお問い合わせ対応や、受講⽣の情報管理、スクールの動画サイトのIDパスワードの管理。そのほかテンプレートを作成したり、検索条件を使ったメールの送付と管理などを⾏っています。

タイトルメイクにご依頼いただいた経緯や理由をお知らせください。

⽊村様:もう3年近く前になりますが、メールのシステムを探しており、まずメールの構築をお願いしたいというところからご依頼しました。実はMAを利⽤すると、メールの効率化もウェブサイトの活⽤もでき、⼀⽯⼆⿃となるため、導⼊してはどうかとご提案いただいたのです。
私が⼊社する前は、当社の代表が1⼈ですべて対応をしておりまして、⾃動化どころか、⼿動で全部「ありがとうございます」と資料を添付して返信していました。
私が⼊社してその業務を始めた時は、返信メールを全て⼿⼊⼒で、30⼈分に1⼈ずつメールを作成し、宛名を間違えないように、と慎重にやっていました。
例えば「何期⽣の皆様」というカテゴリ分けであれば、まだBCCでメールの⼀⻫送信ができるのですが、中には「●●様へ」という個別のメッセージを届けたいときなど、個別の宛名をそれぞれに⼊れたいと考えたりします。宛名が必要だったり、⽂中にも名前が欲しかったり、といった場合は、MAを導⼊してから相当楽になりました。
以前は講座受講の申し込みも、FAXや、メールで申込書を写した画像が送られてくるので、その窓⼝も代表が1⼈で対応しておりました。MAを導⼊して、当たり前だと思っていた業務が実は当たり前ではなかったことが改めてわかって衝撃でしたね。
あとはWebサイトにもアクセス解析を⼊れて分析をしたりといったことも⾏っております。

(取締役 事業企画推進部 運営事業部 統括 木村様)

⼤幅な業務効率化のほか、顧客の分析により傾向を可視化

実際にメルマガ⽀援を受け、良かったと思われる点は何でしょうか?

⽊村様:あの頃から⽐べ、メール対応に割いている時間が8割も減っており、相当効率が上がっているんだなと実感します。
私はマーケティングの専⾨ではなく、スタッフにもそういう知識がある者が少ないので、タイトルメイクさんからサポートを数多くいただきました。メールのテンプレートや画像、シナリオなどを、こんな⾵にすると良いといったアドバイスを数多くいただいていることが、効率化につながったのかなと認識しています。

以前⼿動でメール対応をされていたときは、顧客に関する数字を取っていらっしゃったのでしょうか?

⽊村様:返信や申込みが来たら、全部⼿⼊⼒でExcelの表に⼊⼒して、毎回セミナーごとにリストを作って、何回申し込んだ、いつ来た、といったことを⾊分けしていました。⾃分なりに⾚や緑の⾊をつけて区別をする程度でしたね。
その時は対応する者が私しかいなかったので、例えばリストを元にプッシュの電話したくても、時間がそれだけ限られているためなかなか活⽤までは⾄りませんでした。
今では、申込確度の⾼い⽅にもう⼀回プッシュメールを送ったり、例えば体験会に来たけれど申し込まなかった⽅に個別相談の案内を送ったりといった、可視化されて振り分けられたリストに対してプッシュができるようになったので、⼤変ありがたいです。

それでは、タイトルメイクからご提案しましたさまざまなシナリオパターンにつきまして、ご満⾜度はいかがですか?

⽊村様:わからない事が多い中で、こういう路線でいきましょうか、という提案をいただけるので、とても作業がしやすいです。
例えば、あるセミナーのコンバージョンがなかなか上がらず、対象顧客のペルソナに対してこれまで⼿がけていなかった「かなり攻めた、尖った」⽂⾯のメールをご提案いただいたのです。それを配信したところ申し込みが増え、コンバージョンが上がったことがありました。
私たちは事務局でお客様対応をしていると、どうしてもきれいすぎる⽂章になってしまうので、それを壊すことがなかなかできなかったところにアドバイスをいただきました。

⽯⿊様:こんなにメールの⽂⾯を崩していいんだという驚きがありましたね。

(事業企画推進部 運営事業部 リーダー 石黒様)

新たな営業展開を⾒据え、安⼼して相談できる窓⼝に

ほかに、こういうことができないか?というご要望はございますか?

⽊村様:私たちの講座がテーマにしているSDGsやサステナブルなどは、世間での話題や興味の流れが早すぎて、何か1つテーマを出しても、それに⼈気が出たと思ったらすぐ次のものに話題が移ってしまいます。
講座の開発もかなり苦労をしているため、メールのシナリオをがっちり組みすぎてしまうと、またすぐ崩して変更をしていかないとなりません。ですから、もう少しさまざまなパターンを織り込んだメール配信を⾃動化できるように、私たちも動けたらいいなと思っています。
恐らく講座に興味を持ってくれている⽅もいらっしゃると思うのですが、通常のプッシュメール、相談会のプッシュメール、相談会のお礼メール、といったあたりでそのままになってしまっているのです。
セミナーにも申し込んで参加していただいた⽅がどれだけ興味を持っているのか、もっとそういう⽅にプッシュしていければ確度も上がると思うのですが、なかなか気⼒と⼿が回らないため、その辺りもぜひアドバイスをいただけたらありがたいです。
現状ではたくさん分析や提案をいただいておりますので、それについては⼤変ありがたく思っております。

今後の事業展望をお聞かせください。

⽊村様:今ようやく講座修了⽣が、800⼈、900⼈に増え、今度は修了⽣が講座を活かして仕事ができるようにしたいということを、次のステップと考えております。⼈材がほしい企業様とうちの修了⽣をマッチングする仕組みですね。
そのためあちこちで営業が必要になってきており、その仕組みをこれから作らなければならず、ご相談をさせていただいています。
そのための事業戦略を、MAを使ってより効率的にできたらいいなと考えています。

そのほか、MAに感じられているメリットはありますか?

⽊村様:今、当社ではリモートワークを実施しており、出社しなくてもMAがあればどこにいても問題なく仕事が出来ますね。
紙もいらなくなり、事務局も1⼈で対応していたのを、⼈数を増やしてチームにできますし。MAのシステムからCSVで出⼒したり、データを⾒たりできますから、出社は⽉⼀度くらいになっています。

森清様:今、相談できる場所が他にない状態なので、何かあればタイトルメイクさんに相談できることがとても⼼強いですし、ありがたいなと思っています。
効果的なアプローチの仕⽅などをお話しいただけるので、そんな考え⽅あるんだとすごくためになりますから、できるだけそういう話をもっともっと聞けるような機会があったらいいなと思います。
そのためにはこちらも、体制を整え、やりたいことを固めていかないといけないのですが、専⾨的な知識などをぜひ共有いただけると嬉しいです。

⼤変ありがとうございます。これからもぜひよろしくお願いいたします。

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