製造業におけるマーケティングオートメーション導入事例(SATORI編)
更新日:2024/02/05
マーケティングオートメーション(以下、MA)の導入を検討する上で、SATORIが候補に上がっているという方も多いのではないでしょうか?
今回は、SATORIのホームページで紹介されている導入事例から、従業員101〜500名の製造業における導入事例をご紹介します。導入前の課題、導入の決め手となったポイント、導入後の成果などMA導入を検討する上で参考となる情報をポイントを絞ってご紹介します。なお、事例紹介内の画像はSATORIホームページからの引用です。
製造業におけるSATORI導入事例
- 株式会社関東製作所:マーケティング未経験から2年で新規問合せ3件を350件に
- マルホ発條工業株式会社:0からスタートしHP経由で案件受注を決めるまで
- 太陽パーツ株式会社:コロナ禍とDXを機にSATORI活用でHP経由の問い合わせ2倍
まとめ
Table of Contents
製造業におけるSATORI導入事例
1. 株式会社関東製作所:マーケティング未経験から2年で新規問合せ3件を350件に
一つ目は、株式会社関東製作所の導入事例をご紹介します。
©️SATORI
企業概要
会社名:株式会社関東製作所
設立:1948年7月
資本金:6,985万円
社員数:202名(2023年1月)
事業内容:量産成形、金型制作(射出成型・ブロー成型)など
(2023年2月時点)
導入前の課題
実務経験がほぼない状態で、マーケティング担当に任命された担当者は、SATORIの1つ前に海外製のMAツールを導入しました。しかし、問い合わせ先は海外のサービスデスク、かつ外部の協力会社経由で問い合わせるため、どうしても返答に時間がかかっていました。
また、管理画面が日本仕様ではないため、使いにくさを感じたり、ほしい機能が実装されていなかったりしました。そしてすべての機能を知ろうにも、英語のガイドラインしかなかったため、これは使いこなせないと感じていたようです。
導入の決め手
MAツールを比較検討する際、ポップアップ機能など新規リード創出のアンノウンマーケティングができること、お客様情報を可視化できることがポイントだったそうです。その他に費用対効果や日本語サポート体制といった軸で選定する中でSATORIを見つけました。
SATORIを知ったきっかけはインターネット上での検索とセミナーへの参加でした。初心者向けのセミナーに参加し、そこでSATORIと出会ったそうです。実際のSATORIの管理画面を見てみたことで、導入後の成功イメージが掴めたことが決め手となりました。
導入後の成果
SATORI導入後2年で、新規問合せは年間3件から約350件に増加しています。営業担当からは「ここまで一気に伸びるとは思っていなかった」と驚きの声もあり、以前は1年かけて獲得していた3件の新規問い合わせが、いまでは1日だけで獲得できています。
社内からの評価が後押しになり、2023年4月に新しく2名がマーケティング課に配属されたそうです。「1人マーケター」から「マーケティングチーム」へと変わり、担当者は今後新しい挑戦も仕掛けていきたいと語っています。
2. マルホ発條工業株式会社:0からスタートしHP経由で案件受注を決めるまで
続いては、マルホ発條工業株式会社の導入事例をご紹介します。
©️SATORI
企業概要
・会社名:マルホ発條工業株式会社
・設立:昭和29年8月17日
・資本金:9,360万円
・従業員:318名
・取引銀行:京都銀行九条支店、三菱UFJ銀行西院支店
・主要取引先:上場企業等500社
(2021年11月時点)
導入前の課題
マルホ発條工業では、重要なリード獲得の機会が展示会でした。しかし、展示会は対象業界に絞って開催されるため、アプローチ済みの製薬業界外のリードを獲得できず、展示会以外の販路拡大、特定業種以外のリード獲得に課題を抱えていました。
また、顧客リスト、リード情報を共有する仕組みがなく、営業担当に属人的した状態で管理されていました。メルマガ配信などのリードナーチャリングも行われていませんでした。そのため、営業個々人に頼ったリード管理で、精密な売上予測が難しかったといいます。
導入の決め手
外資系MAツールとも比較し、特にアンノウンマーケティング機能に惹かれてSATORIの導入を決めたそうです。アンノウンのリードをホームページに取り込み、自社会員へ誘導し、成約につなげていくことに期待したのです。
また、これまで実施していなかったメルマガ施策もMA導入を機にスタートすることになったので、メルマガ配信機能とシナリオ機能も比較検討する際には重視したようです。
導入後の効果
導入後、商談件数は8件ほど発生し、ホームページ経由の商談獲得により、数千万円規模の大きな案件を受注しました。また、直近のメルマガ開封率が25%と非常に高く、資料のダウンロード件数も11%強になっています。
また、営業3事業部で見込み顧客のデータベースを共有できるようになり事業部間の連携が進み、クロスセルの提案ができるようになりました。営業個人の動きに頼っていた営業活動を、定量的な数値で追いかけられるようになったことは特に評価されているそうです。
3. 太陽パーツ株式会社:コロナ禍とDXを機にSATORI活用でHP経由の問い合わせ2倍
最後に、太陽パーツ株式会社の事例をご紹介します。
©️SATORI
企業概要
会社名:太陽パーツ株式会社
創業:昭和55年1月
設立:昭和58年5月
資本金:3,000万円
(2022年3月時点)
導入前の課題
太陽パーツでは、以前は主に展示会でリードを集めており、コロナ前の2018年は名刺獲得が約1,200枚、年間受注の約8割が展示会経由でした。しかし、コロナ禍の2020年にはなんと30枚の名刺しか交換できなかったのです。
コロナ禍と営業活動のDXを背景に、オンラインで見込み顧客を獲得することになったものの、Web集客のノウハウ不足だけでなく、各営業担当者が顧客情報を管理していたため、効率的な営業活動ができていないという課題がありました。
導入の決め手
当初はSATOR以外のツールを提案されていたものの、実際にMAを活用するのは営業担当なので、操作が簡単、UIがシンプル、すでに導入済みのkintoneと連携できることを比較検討の軸に据えてMAツールを調べていく中でSATORIを見つけたようです。
導入の際に魅力に感じたのは、アンノウンマーケティング機能だったといいます。潜在顧客へコンテンツを配信し、顧客情報の顕在化とナーチャリングを助けてくれる機能は1つの武器になると感じられたそうです。
導入後の効果
担当者がSATORIの機能で最も工夫したのはポップアップです。当初は数百アクセスしかなかったソリューションサイトが、会社ホームページからの遷移を促すポップアップを設定したところ、導入時の3倍以上のアクセスまで伸びてきているとのことです。
また、SATORI導入後、ホームページからの問い合わせ件数は以前の2倍になりました。月8,9件だったものが、現在では平均で月21件へと一気に増加しています。すでに4,5件の新規契約も決まっているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。各社SATORIを導入し、ポップアップ機能などのアンノウンマーケティングをうまく活用することで、著しくWeb集客の成果をあげています。
しかし、導入検討当初はどのMAツールが自社に合っているか分からない方が多いかと思います。そういった方々は是非こちらの記事もご参照ください。
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