×

Tips
データ経営最前線

WEB広告は「定石どおり」が正解なのか?~ OO%OFFより“届いてほしい言葉”の話 ~

更新日:2025/12/18

WEB広告の世界には、定石があります。

  • 〇〇%OFF
  • 即日対応
  • 今だけ
  • 最短〇分

そして、
Google広告の管理画面も、こうささやいてきます。

「もっと見出しを増やしましょう」
「バリエーションを入れましょう」
「訴求力の高い言葉をたくさん入れましょう」

……正しい。
めちゃくちゃ正しい。
教科書的には。

でも最近、ふとこんなことを思いませんか?

「この広告、どこかで見た気がする」


■ 定石広告は強いが多すぎる。

OO%OFF。
即日。
無料相談。

確かにクリックされやすい。
CPAも一時的には下がる。
Googleの機械学習も喜ぶ。

でもその結果、
検索結果が“全部同じ顔”になる。

どの会社も、

  • 早い
  • 安い
  • 今すぐ

みんな優等生。
でも、誰が誰かわからない。

広告というより、
「条件反射テスト」みたいになってきている。


■ Googleは最適化するが“思想”までは守ってくれない

Google広告の提案って、基本こうです。

「いろんな見出しを入れましょう」
「強いワードを網羅しましょう」

その結果どうなるか。

  • 本当は大事にしてない言葉が見出しに入る
  • 企業の考え方とズレた訴求が混ざる
  • 社内で見ると「これ、うちらっぽくないよね?」となる

Googleは悪くない。
彼らは数字の最適化マシーンだから。

でも、
企業の“らしさ”や“届けたい相手”までは理解してくれない。


■ 有象無象を集める広告は、だいたい疲れる

「とにかく集めましょう」
「幅広く拾いましょう」
「関連ワードも全部入れましょう」

たしかに流入は増える。

でもその中には、本気じゃない人、ちょっと見ただけの人、そもそもニーズがズレてる人が大量に混ざる。

結果、

  • CVRが下がる
  • 「広告の質が悪い」という話になる
  • 担当みんな疲弊する

■ 顧客視点の広告は「選ばれる覚悟」がある

顧客視点での運用は、ちょっと勇気がいります。

  • 誰に届けたいかを決める
  • 届かなくていい人を切る
  • 企業の言葉で話す

OO%OFFを使わない。
即日を言わない。

代わりに、
「自社ならではの言葉」を使う。

  • なぜそのサービスをやっているのか
  • どんな人に一番喜ばれてきたか
  • どんな人とは相性がいいか

これは、
有象無象を集めない広告です。

でも、
ちゃんと届いてほしい人には、深く刺さる。


■ 定石か、顧客視点か。答えは「使い分け」

ここで誤解してほしくないのは、
定石が悪いわけじゃない。

ただし、それだけだと
“その他大勢”になる。

顧客視点の広告は、

  • 量は出ない
  • 派手じゃない
  • 即効性も弱い

でも、
関係性が始まる広告になる。


■ 結論:広告は「引っ張る」より「呼びかける」

WEB広告は、
声の大きさの勝負じゃなくなってきています。

OO%OFFで引っ張るより、
「あなたに届いてほしい」という言葉で呼びかける。

広く浅くより、
狭く深く。

定石を知ったうえで、
あえて外す勇気。

それが、
これからのWEB広告に必要な“運用力”なのかもしれません。

=======================

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

もし「こんなこと、タイトルメイクに相談できないかな?」と感じたら、遠慮なくご相談ください。MAの運用・広告やSNS運用、データを活かしたマーケティング施策など、どんなお悩みにも“伴走型”で向き合います。

▼ 気になる方はこちらから
⇒ サービスに関するお問い合わせはこちら

お役立ち情報一覧