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クライアントワークに必要な第三の視点

更新日:2025/10/16

こんにちは、タイトルメイクの田中です。

複数のクライアント企業のみなさんと、日々打ち合わせややり取りを重ねていく中で、クライアントワークに必要なことの一つは「第三の視点」だなあと感じたことがあります。
今日はそのことについて深堀りしてみたいと思います。

どんなときに、なぜそう思ったか

MAツールやSFA(営業支援システム)の運用支援を実施している、とあるクライアント企業のみなさんと、定例の打ち合わせを実施していたときでした。

定期的に展示会に出展しているその企業さん。
今後の出展スケジュールについて伺っていたところ、展示会での獲得リードに対するフォロー体制についても伺ってみました。

というのも、展示会で獲得したリードと一口に言っても、そのときの温度感はそれぞれ異なります。
すぐに対応が必要な場合もあれば、今は検討段階という場合など、さまざまです。
前者であれば、社内の担当者がすぐに対応しますが、後者であればフォローが後手に回ってしまい、そのうち日々の業務に飲み込まれて満足にフォローができないまま、いちリードとして社内のリストに蓄積されていく。
そんな流れになってしまうことは珍しくなく、実際に複数の企業で起きていた状況でもあります。

そのため、この企業さんにも改めて、展示会での獲得リードに対するフォロー体制について伺い、たとえば検討段階のリードに対しては、MAツールを活用してこんなこともできそうだとお伝えしてみました。

・展示会後、一定期間オートメーションでメールが送られる仕組みを作っておく
・資料ダウンロードに繋がったら社内通知が届くようにしておく

そうすると、「展示会で接触のあった直後にフォローを徹底するのは確かに良さそう。あらかじめオートメーションを組んでおいたら、展示会後のばたつくタイミングでも大丈夫そう。」など、これまで検討できていなかったけれど好感を抱くようなお声をいただきました。

このとき、クライアントワークをしている立場として必要なことの一つはこれだ、と思いました。
クライアント企業のみなさんが日々業務に当たっている中で、社内だけでは浮かんできづらい視点。
日常業務の延長線上には見つけづらい視点。

そんな「第三の視点」

ものすごく極端であり、ある種当たり前なことをいうと、何かしらの支援をする立場としては、見ればわかること、誰でも思いつくことをお伝えしていてはいけないわけですよね。
今のクライアント企業さんにはない視点、「第三の視点」を持ち込むことは、クライアントワークに従事する立場としては、常々考える必要のある事柄なのだと思います。
それは、日々複数のクライアント企業について並行して思案・検討を続けている、クライアントワークに従事する立場だからこそできることでもある。

もちろん、いつもいつも、画期的な視点を持ち込めるわけではないのが現実です。
その上で、「第三の視点」は常々意識していきたいと思った出来事でした。

第三の視点をもつことと、自分ごとの両立

ただ、第三の視点をもつことはもちろん、外側からクライアント企業を眺めているだけではないし、他人ごとのようなアドバイスをすることでもありません。
クライアント企業のみなさんとは、共にプロジェクトを進めていく関係性でもあるため、同じ視点で物事を考えることも同時に必要なわけですよね。

第三の視点をもつことと、自分ごととして考えること。

相反するようにも見えますが、この二つを行ったり来たりすること。適宜スイッチしていくこと。
それがとても大事なのだと思います。

最後に

クライアントワークにおいて、「第三の視点」を磨き続けることはこれからも必要かつ重要であり続けると思います。
ただ、生成AIが浸透してきたことによる価値の変化については、改めて検討していきたいところです。
(時と場合によって、プロンプト次第で「第三の視点」を瞬時に得られるようになった影響だったり、これから支援企業に何が求められるようになるか、など)

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