Googleのデザイナー大量レイオフから感じる、生成AIの定着と「ブランドテンプレート時代」の到来
更新日:2025/10/09
こんにちは。タイトルメイクの松田です!
先日、大ニュースが飛び込んできました。
Googleが100人以上のデザイナーを解雇した、という話です【Economic Timesより】。
対象はUX(ユーザー体験)領域のデザイナーですが、「あれ?これ、普通の“イラスト描いたり広告作ったりするデザイナー”も危ないのでは?」と多くの人が背筋を凍らせました。
(私は震えながらコーヒーをこぼしました。2口目だったのに…)
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そもそもAIが「絵を描ける」時代に
正直、AIの画像生成はもうかなりの精度になっています。
「スーツ姿のビジネスマンがホワイトボードを指さしているイラストください」と打ち込むと、ちゃんとしたビジネス用イラストがドヤ顔で出てくる。(過去コラム:下手くそイラストから“神絵師”になるまでの道のりより)
でも、問題はここから。
AIは“0から1”を生み出すのが苦手なんです。
「なんかカッコよくして!」って頼むと、唐突に「絶対いらん!」という演出を勝手に盛り込んできます。
(AIよ、君はまだ中学生の美術部か?)
コンセプトとルールは人間の役割
だからこそ必要なのは、人間が根幹を作ること。
・ブランドの方向性
・色やトーン
・「絶対にやっちゃダメ」な表現
こうした「大枠のルール」を人間が設計し、その上でAIを走らせる。
するとAIは、そのルールを学習ソースとして“ブランドに沿った生成”をしてくれるわけです。
つまり、未来のデザイナーは「手を動かす人」ではなく「ルールを作る人」。
AIにとっての“担任の先生”になるのが役割なんです。
社内デザインはAIが完結する未来
今回のレイオフを見ても、Googleは「AIに任せられるところは全部AIに」という方向にかじを切っているのがわかります。今後、多くの会社でも「日々のバナー作りや資料デザイン」はAIが内製化してしまうでしょう。
でも、「そもそもブランドって何?」「うちの会社の“らしさ”って何?」という根幹を決められる人は、逆に重宝される。
要は「AIの校則を決められるデザイナー」だけが生き残るかもしれません。
まとめ
Googleのニュースは「デザイナー不要時代の到来だ!」と煽られがちですが、実際に“根幹を作れる人間”はこれからもっと大事になるという話です。
AIをうまく活用して、自社のお客様への支援へリソースを投下できる未来がくるとポジティブに受け取りたいと思います。
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ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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