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目の前の課題、だけじゃない

更新日:2025/10/02

こんにちは、タイトルメイクの田中です。

クライアントワークに携わるようになって5年弱。
年数を重ねれば重ねるほど、「課題」とは奥が深いと感じるようになりました。

クライアントとの共通言語としての「課題」

クライアントワークの肝は課題解決にあります。
「クライアント企業が今直面している課題を、支援企業のリソースを活用して解決していく」

課題をいかに解決していくのか、改善していくのか。
そのスキルが支援企業としての価値になる。

また、言語化されている目の前の課題は、クライアントとの共通言語になります。
今わたしたちはどこに向かっているのか、何をしようとしているのか、お互いの認識を共有しながらプロジェクトを進めていくための指針とも言えると思います。
クライアントのみなさんと一緒にプロジェクトを進めていく立場としては、この共通言語はどんなときにも欠かせません。

ただ、長くクライアントのみなさんとお付き合いを続けていく中で、すでにテーブルの上に乗っている目の前の課題だけが課題じゃない、とも思うようになりました。

本当に必要なことは一体なんだろう

もちろん、目の前の課題、すでに言語化されている課題、お互いが共有している課題は、まず取り組むべきことで、それを疎かにすることはありません。

が、目の前の課題について丁寧にPDCAを回していくにつれて、それだけではない課題が見えてくることは珍しくないです。
たとえば、MAツールでメール配信を積極的に運用したり、広告運用を進めていくうちに、社内の顧客管理の整備がもっと必要だと気づいたりすることも。

当たり前の話ではありますが、どんな業務もそれ単体で成立しているわけではないですよね。
様々な業務と紐づきながら成り立っているからこそ、目の前の課題を深掘りしていくにつれて、その周辺の業務についても視野が広がっていくわけです。

ここで大事だと思うのは、クライアント企業それぞれに対して、「本当に必要なことは一体なんだろう」と考えることだと思います。
別の課題が見えてきた=すぐに取り掛かる必要があるかどうか、はまた別。

現状の優先順位やクライアントのみなさんの考え方や捉え方、クライアント企業の分野や風土。
そういったことを全体的に加味して、中長期的な目線で「本当に必要なことは一体なんだろう」と考え続けることが大事だと考えています。

準備をしておく

また、そうやって考え続けるのとあわせて支援企業としてやっておくことは、何はなくとも準備。
現時点での考えをまとめておくのも一つですし、具体的に調査ができることであれば調査する、他社調査が必要なのであれば調査しておく、など。

目の前の課題解決に注力するのと並行して、その枠に留まらない、クライアント企業1社1社に対する「本当に必要なことは一体なんだろう」を行っていくには、地道な積み重ねが必要なのだと思います。

まとめ

ただ、重ねてにはなりますが、目の前の課題から目を離すことはありません。
今注力することは、しっかり注力する。
その上で、他にやれること、必要なことはないか?という視点を常に持ち続けて、引き続き業務にあたっていく所存です。

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