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データ経営最前線

本当に必要なデータとは

更新日:2025/09/24

こんにちは、タイトルメイクの田中です。

クライアントのみなさんと日々プロジェクトを進める中で、よく考えることがあります。
「データと一言で言うけれど、本当に必要なデータって何なんだろう?」

MAツールひとつとっても、データは様々な角度で切り出せます。
WEB広告なんかもっと膨大。
単にデータを集計するという、表面的なデータの取扱いに終始するか。
データの海に溺れて、結局何が大事なデータなのかいまいち分からないまま終わるか。
そんなことも珍しくないなあと実感しています。

本当に必要なデータとは

結論から述べると、

・プロジェクトの目的によって変わってくる
・ひとつのプロジェクトにおいても、状況に応じて変わってくる

というのが今のところ一番適切だと考えています。

もちろん、メール配信業務であれば開封率やクリック率、WEB広告であればクリック率やクリック単価、コンバージョン数やコンバージョン率、CPAなど、一般的に指標とされるデータは大事です。
(メールの配信内容や配信リスト、広告のキーワードなどによって、大きくデータの中身は変わることが前提)

それは大前提として、今クライアントのみなさんと進めているプロジェクトは、一体何を目的としているのか、によって、今着目すべきデータは何なのかが変わってくるという点が非常に大事です。

大雑把な例ですが、新規客の獲得を目的としている場合と、リピート率向上を目的としている場合では、着目するデータが違ってくる、というような。

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ただ、本当に必要なデータを一発で探り当てるなんて至難の業。
なぜなら、わたしたちのような支援企業側が深く考えないと届かないという側面はもちろん、クライアントのみなさんの話を聞かないと見えてこない側面があるからです。

こうしてコラムにまとめているところではありますが、形式知として伝えるのが難しくもある、目の前の人の話にしっかり耳を傾けることが、本当に必要なデータを知ることの一手でもあると思っています。

リピート率を伸ばしたい!という目的があったとして、

・じゃあ今リピート率はどんなふうに推移しているのか?
・なぜ今のようなリピート率の推移になっているのか?
・どんなお客様がリピートしてくださっているのか?

こういったことをどこまで把握できているのか。
そのあたりをまずはしっかり聞いてみることで、どのくらいの粒度のデータが必要なのかが見えてきますし、クライアント企業のお客様、いわゆるエンドユーザーに対する理解をお互い深めていくことができます。

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ただ、もちろんですが、まずはわたしたちのような支援企業側が深く検討をする必要があります。

・クライアントのみなさんが改善したい、やりたいと思っていることは何なのか
・その方向性は現状と鑑みてどの程度乖離があるのか、実現可能性があるのか

そういったことを加味して、数あるデータの中でも着目すべきデータが何か、丁寧に検討する必要があります。

まとめ

ここまで書きましたが、本当に必要なデータは、すぐには見えてこないと実感しています。
クライアントのみなさんと定期的に会話をする中で、少しずつ切り口を変え、少しずつお互いの目線を合わせ、本当に必要なデータに近づいていっている、そんな感覚です。

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