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クライアントとの関係を築くために考えたこと

更新日:2025/09/04

こんにちは。タイトルメイクの田中です。

タイトルメイクに入社して4年半、MAツールの運用支援や導入支援をはじめ、デジタルツールを活用したマーケティング領域で、クライアントワークに取り組んできました。

タイトルメイクで初めて取り組むクライアントワーク。
入社当初は、クライアント企業のみなさんとどのように関係を築いていけばよいのか分からず、不安な気持ちも大きかったです。
それでも日々地道にやりとりを続けていく中で、ありがたいことに、今は頼っていただけることも増えてきたと実感しています。

以前は何ができていなかったか

一言でまとめると、「聞く」ことです。

今だから言えますが、特に以前は、クライアント企業のみなさんとの打ち合わせの時間、いつもめちゃくちゃ緊張していました。
振り返ってみると、ひとりこんなプレッシャーを感じていたのだと思います。
「自分はどう役に立てるだろう」「自分はどんな価値を発揮できるだろう」

でもあるときふと思いました。
「わたし今、目の前のひとの話をちゃんと聞いているんだろうか?」
「今、目の前のひとはどんなことを考えていて、どんなことに困っているんだろうって、本当にくみ取れているんだろうか?」と。

自分に何ができるか一生懸命考えること自体は、まったく悪いことではないし、むしろ素晴らしい行いである場面もたくさんあります。
ただ以前のわたしは、「自分」が何か役に立たないと、とある意味独りよがりになってしまっていました。
自分に何ができるか考えるとき、それは結局だれのためなのか?と自問自答したとき、目の前のひとをおざなりにしていてはクライアントとの関係も築けないと思うのです。

まずは、目の前のひとが話していることに、しっかり耳を傾けよう。
そうしないと、本当の意味で役に立つこともできないんじゃないか、と考えを改めはじめたときから、プレッシャーは少しずつ緩和されていきました。

「聞く」ようになって何が変わったか

自然と会話の内容が深まるようになり、自然と関係性も深まってきたように感じます。

基本姿勢として、クライアント企業のみなさんが、今何を考えていて何に困っているのか、ということを理解しようと努めます。
そうすると、日々のやりとりや打ち合わせでの会話は定型文にはならず、おのずと各クライアントのみなさんに合った会話となり、会話の内容も深まるようになったと思います。

また、各クライアントにとって何が必要か、という視点にたって日々物事を考えていくようになるため、おのずと今やるべきことも見えてくるようになった感覚があります。
それはもしかしたら、具体的なスキルを身につけるよりも大切なことかもしれません。

デジタルツールを活用したマーケティング領域でのクライアントワークに携わる者として、知っておかないといけないことはたくさんありますし、具体的なスキルはもちろん大事。
ただ、そのスキルを何のために活かすのか?という視点にたつと、必要なスキルは、目の前のひとの話を「聞く」ことでおのずと分かる、とも言えると思います。
つまり、各クライアントにとって何が必要か日々考える中で、今の自分に必要なスキルが明らかになってくる、といった感覚です。

そうして「聞く」をベースに業務を進めていくようになり、自然とクライアント企業のみなさんとの関係性も深まってきたように感じます。

まとめ

会社としての背景や個人としての背景が、まったく異なるひとたちと一緒にプロジェクトを進めていくのがクライアントワークのため、「聞く」はどんなときでも大事な姿勢だなと思います。

そうすることで、独りよがりではない、本当に役に立つ仕事ができるようになってくるのだと。
見せかけの「聞く」ではなく、本当に目の前のひとが話していることを「聞く」、まだまだできていないときもあるなあと思うので、これからも日々精進していきたいところです。

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