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第162話 「伸び悩む事業に最も多い特徴とは?」

第162話 「伸び悩む事業に最も多い特徴とは?」

「いやー私ではこれは無理ですね、今思えば社員の力って本当にすごいですね」-先日とある社長より嬉しいご報告がありました。

2年程まえに弊社にコンサルティングの依頼があり、何とか売上を伸ばしていきたいと考えていた同社は、とにかくスピードスピードの「速さ重視」で良くも悪くも手あたり次第に対策を打っていくような風土の会社でした。

社長のスピードについていける社員はおらず、社員の対応の遅さに社長もイライラしている状況が懐かしく感じます。

おちついて考えれば当然のことなのですが、何か結果をだそうとすれば、計画をして実行をして、検証をして、再度実行をするという基本工程を辿ります。

そんな中で同社の場合、とにかく実行実行失敗実行といった具合に計画や検証が抜け落ちてしまっていたのです。

今思えば、その原因というのが社長の成功体験にあったのです。とにかく実行して、動きまわって何とか結果に結びつかせる。。そのようなやり方でずっと会社を回してきたものですから、いつまでもそのやり方を続けていらっしゃったのです。

しかし、知り合いの社長と飲みにいけば、落ち着いた様子で着実の成果を上げてきているのです。自分の中で何かがおかしいと思ったとのこと。また、ふと周りを見渡せば、そのやり方に社員が疲弊し、退職者が増えていきます。退職者が増えれば、また採用をして、また退職をするという繰り返しです。

そんな中、同社の社長に心境の変化があったのです。猪突猛進型の自分自身(社長)の個性を事業に貢献させるという考え方の下に、社員一人一人の個性を重視して、事業に貢献していってもらう。

このように同社の社長の意識が変わった時、はじめて同社は変革の一歩を歩み始めたのです。冒頭の社員の力って本当にすごいですね、の言葉には猪突猛進型の社長の苦手な「検証」が得意な社員のことを指しています。

検証が得意な社員は、問題点をきちんと定義し、その原因に数値を軸に絞り込んでいくのです。今までであればこの検証中に社長は2つも3つも的外れな対策を実行し、疲れていくのですが、検証が得意な社員は的確に問題点を掴んでいきます。

そのやり方を同社の社長が認め、仕事を任せていった時、根っこから問題が解決していったのです。このように会社の風土が基本的なPDCAサイクルがまわりはじめ、大きく変わっていくことになりました。

よくもここまで会社がもったもんだ」と今では笑い話になっています。

さて、同社は約1年6か月で売上倍増を達成、未だに社長は猪突猛進型ですが、それを直す必要はありません。チーム力で事業を伸ばしていく、そのような心掛けで計画実行、検証、再実行を続けてほしいと思います。

さて、伸び悩む事業に最も多い特徴とは、「検証」のあまい事業です。弊社も「実行」は最も大事だと位置付けていますが、「検証」も同様に大切にしています。

「顧客をどう作るか」という問題に対して、数値を軸にした検証作業はかかせません。猪突猛進型の社長、実行実行で会社を回してきた社長は、是非「検証」を正しくするにはどうしたらよいか?という問いに取り組んでみてください。そうすれば、自社も大きく変わり始めることになるでしょう。

自社では正しく検証作業がされていますか?

問題点を的確にとらえていますか?

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